左官職人とは?
about
1ミリ単位で仕上げる
コテ職人
左官とは建物の建築に関わる職業で、鏝(こて)を使って材料を塗り、壁や床などを作る職人を指しています。
建物の新築時には仕上げとして登場し、組みあがった建物の壁や床を仕上げていきます。
均等にムラがないように材料を塗り、きれいな平面を作り上げる技術はまさに一流の職人芸。しかし一流の左官となるには長い経験を積む必要があります。
左官という呼び名には歴史があり、由来は平安時代にまでさかのぼります。宮中の建築物に関わる職人を出入りさせるには官位が必要だったため、壁塗り職人に「左官」という官位を与えたのが始まりといわれています
左官のやりがい・魅力
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やりがい.01
「ものづくり」に携わる者としての誇り
私たちの仕事は、簡単にいってしまうと「壁や天井を塗る」ということですが、その中身は奥が深く、常に技術を磨く必要があります。
携わる建築物に合わせて、数ある「材料」「道具」「技法」の中から最適なものを選択します。
弊社ではビルやマンションなどの大型建築に携わることが殆どです。この大きな建物を建てるために私たちの力が必要不可欠なのだと実感するとき、大きな喜びややりがいを感じます。
私たちが施工する場所は最終的には目に見えなくなる部分が殆どですが、形としてしっかりと残り、多くの方々が利用する空間を提供できることを誇りに思います。
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やりがい.02
一生ものの技術を磨き・成長できる
左官工事の技術は、一朝一夕で身につくわけではありません。
長きにわたって経験を積む中で、技術を積み上げる必要があります。左官仕上げの歴史は長いですが、昔ながらの伝統的な技術だけではありません。むしろ左官仕上げの技術は、現代でも高く評価されています。塗装にはないメリットも多くあり、根強いニーズがあります。
最近では左官の壁が見直され、漆喰や珪藻土などの人気が上がっています。海外でも日本の左官職人の技術が評価されています。
このように左官業界は将来性が明るいため、技術が無駄になることはありません。
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やりがい.03
自分のセンスを発揮できる
建築業界には、左官のほかにも大工や鳶(とび)職人など、さまざまな職種があり、それぞれちがった形でものづくりにたずさわっています。
それらの仕事は、「仕様や設計に基づいて、定められた規格のものをつくる」という作業がほとんどです。大工や鳶(とび)職人の仕事は、自身が工夫したり、オリジナリティを発揮できる余地は少ないでしょう。
一方、左官の仕事は、使う塗料や施工する場所などはあらかじめ決まっているものの、デザインはそれぞれの職人にゆだねられています。
このため、自身のセンスや自分らしさを発揮して仕事しやすい点が、左官の魅力といえます。
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